積み重ね力は大切です。

なぜなら、日々の小さな努力や行動が、長期的に見ると大きな成果に結びつくから。

どんな大きな目標やスキルも、いきなり達成できるものではなく、一歩一歩の積み重ねが土台となるんですよね。

つまり、日々の積み重ねが確かな力となり、未来を切り拓く原動力になる、ということです。

 

積み重ね力が生んだゴール

 

先日、ムスコの中学時代最後のサッカーの試合の応援に行きました。

トーナメント制で勝ち上がれば、一日3試合も炎天下でこなさなければならないと聞いて、正直ドン引きしました。

スポーツなんてしたことのない私からすると

「こんな暑い日によくサッカーなんてできるもんだな」

という感じでした。

しかし、いざ試合が始まると、子どもたちが懸命にボールを追いかける姿を目の当たりにして、心が洗われるような気持ちになったんですよね。

ムスコもその中で、ラインぎりぎりまでボールに向かってダッシュしたり、相手を巧みにかわしながら仲間にパスをつないだり、さらには決勝戦でゴールを決めたりと、成長した姿を見せてくれました。

そんなムスコを見て、自然と胸が熱くなりました。

特に、ムスコが速く走れるようになったことに驚きを隠せませんでした。

なぜなら、彼が幼少期には熱を出すと痙攣を起こしたり、なかなか歩けるようにならなかったため、障害を疑われるほどだったからです。

そんな過去を思い返しながらサッカーを観戦していた私は、改めて「積み重ね力って本当に大切だな」と感じたんですよね。

この「積み重ね力」という言葉は、実は私の商売にも深く結びついています。

私は焼き鳥屋のオヤジとして、毎日焼き場に立ち、同じ作業を繰り返してるんですが、、

お客さんに美味しい焼き鳥を提供するためには、一本一本丁寧に串を打ち、火加減を見極め、絶妙なタイミングで焼き上げる必要があります。

それは地味な作業で、派手さは一切ありません。

でも、その積み重ねがあるからこそ、常連さんが

「やっぱりここじゃないとダメだ」と言ってくれるのです。

ムスコの試合を観ながら、私はふと自分の仕事を思い出しました。

彼が一生懸命にボールを追いかけ、努力の末にゴールを決める姿は、まさに私が日々、焼き鳥を焼く姿と重なって見えたのです。

どちらも、一朝一夕でできることではなく、長い時間をかけて積み上げてきた結果です。

「好きこそものの上手なれ」という言葉があります。

「何事も、好きであってこそ上手になる」という意味ですが、まさにその通りだと感じました。

4月1日生まれのチョー早生まれのムスコが、決勝戦でゴールを決めるなんて、以前の私にはとてもじゃないけど想像もできなかったことです。

なので、試合が終わったあとにムスコにこんなメッセージを送りました。

「最高の試合だった。良いものを見せてもらったわ。ありがとうな」と。

すると、ムスコからは

「応援に来てくれてありがとう」という返信がきたんですが、、

以前、ムスコがお店を手伝ってくれたときの話です。

そのときに「無駄遣いすんなよ」とバイト代を手渡すと

「コレでキャバクラ行ってくるわ」

「パチンコに行ってくるわ」

とふざけるムスコを見て、正直「大丈夫かな?」と不安に思ったことがありました。

しかし、こうして彼が一生懸命サッカーに取り組んでいる姿を観ていると、どうやらちゃんと成長しているようだと感じます。

振り返れば、ムスコがサッカーを始めた頃は、まだまだ体力も技術も他の子に劣っていて、何度も挫折しそうになっていました。

でも、彼はそれでも練習を重ね、楽しみながら成長してきました。

コツコツと積み重ねてきた努力が、昨日のゴールにつながったのだと思います。

それを目の当たりにしたとき、私は

「積み重ねる力が、こんなにも大きな成果を生むのか」

と感動したんですよね。

人は、日々の小さな努力を積み重ねることで、いつか大きな成果を手にします。

だからこそ、好きなことを続け、諦めずに積み上げていくことが何よりも大切だと、ムスコの姿を通して改めて教えられました。

私も焼き鳥屋のオヤジとして、一本一本の串に心を込めて積み重ねてきた結果が、常連さんの笑顔や「やっぱりここが一番だ」という言葉につながっているのだと、今になって実感しています。

焼き場に立ち続けて32年。

地道な積み重ねがやがて大きな実を結ぶのだと、ムスコと自分の姿を重ねながら感じました。

これからも、一本一本の串を丁寧に焼き上げ、その積み重ねが人の心に届くように、日々精進していきます。

結局、人生も焼き鳥も同じ。

焦らず、丁寧に、そして心を込めて。

そうすれば、きっと美味い一串が生まれるはずです。

いつもありがとうございます。