温泉祭りで、一気に街が活気づきました。
通りには出店が並び、祭りのにぎやかな音が聞こえてきます。
「薩摩炭火やきとり 居酒屋つかさ」もようやく息を吹き返したかのように活気を取り戻したんですが、
それ以上に楽しみなのが、祭りならではの人との出会いや再会があることです。
普段来ない顔ぶれが訪れたり、常連客が友人を連れてきたりと、
祭りの間に新しいつながりが生まれる瞬間を感じられます。
特に毎年欠かせないが、店の前に出店するグルグルポテトの屋台です。
そのポテト屋さんとの付き合いはもうどれくらいになるのか忘れましたが、、
そもそものきっかけはポリタンクの水でした。
出店をしていると、水を使いたくても水道があるわけじゃないので、
どうしてもポリタンクの水が必要なんです。
そのポリタンクの水を毎年4,5杯提供しているんですが、、
そのお礼にいつも気持ちだけのお金を包んでくれたり、焼き鳥とか生ビールを買いに来てくれるんですよね。
水を提供したくらいで、こんなにいいのかな、って感じなんですが、ありがたく頂戴しております。
で、このポテト屋さんの大将がめちゃくちゃ良い人なんです。
祭りが始まる前も、祭りが終わった後も、若い衆を引き連れて
「今年もよろしくお願いします」
「ありがとうございました、明日もよろしく」
必ずあいさつに来てくれます。
その姿を見るたびに
「大将は若い衆に自分の背中を見せて育てているんだろうな」
と思います。
そういえば、祭りの数日前に一本の電話がかかってきました。
「○○というものですけど、温泉祭りに「つかさ」の店先でかき氷屋をしたいんですけど、、いいですか?」と。
どこの誰だかわからない人に店先で商売してもらうのは、少し不安でしたので、ていねいにお断りしたんですが、、
よほどその方はかき氷屋をやりたかったのか、押しがとまりませんでした。
「焼き鳥じゃなくかき氷なんで、、そこをなんとか、、場所代もお支払いしますので、、」
そこまで言うのならと思い了承しました。
そして、昨日、そのかき氷屋さんがあいさつに来られました。
どんな人なのか、と思ったら、人の良さそうなご夫婦でした。
一言あいさつを交わした瞬間に、その感じの良さが伝わってきたんですよね。
そのかき氷屋さんも早速準備を始め、祭りがはじまりました。
通りには、浴衣姿の家族連れや友達同士が行き交い、楽しい笑顔が広がります。
私も焼き場からそんな光景をながめつつ、焼き鳥を焼き続けます。
かき氷屋さんも同じように忙しそうにかき氷を作ってました。
祭りの活気が周囲を包み込み、お客さんが楽しんでいる姿を見て、こちらも自然と元気が湧いてきます。
祭りが終わり、通りが少しずつ静かになった頃、かき氷屋さんのご夫婦が再び挨拶に来てくれました。
「今日はありがとうございました。明日もよろしくおねがいします」と。
さらに、旦那さんが最後に
「来年はポテト屋も出店していいですか?かき氷の横に。そしたら、場所代も倍ですよ」
と冗談交じりに笑って言いました。
思わず私もニヤリとしてしまったんですが、、、
こうしてまた一つ新しいつながりが生まれたんだなと気づきました。
人とのつながりを作り、そのつながりを大事にしていくことが何より大切です。
特に、商売はそのつながりをさらに強める良い機会になります。
毎年、この温泉祭りで、新しい出会いと長く続くつながりに感謝する時間が増えました。
来年の祭りが今から楽しみです。
かき氷屋さんやポテト屋さんがまた店先に並んで、さらに多くの笑顔が通りを歩いて光景を想像すると、ワクワクしてきます。
祭りの夜が静かに終わり、店の前ずっとが落ち着いてきた頃、ふと振り返りました。
新しい出会いがあり、そして長年続いているつながりがある。
これこそが、商売を続ける原動力なんだろうな
人とのつながりがあるからこそ、商売は成り立つんだよな、、と。
そんなアタリマエなこと、目に見えない「つながり」をしっかりと感じつつ、
やっぱり、今日も今日とて、焼き鳥です。
いつもありがとうございます