常連さん:
「オヤジ、最近どうだい?忙しそうだけど、元気そうだな!」
オヤジ:
「おう、ありがとな。まあ、いろいろあるけど、なんとかやってるよ。忙しいけど、楽しんでるよ。」
常連さん:
「そりゃいいな!ところで、最近スタッフが辞めたって聞いたけど?」
オヤジ:
「ああ、そうなんだよ。1年くらい一緒に働いてくれた40代のベテランスタッフがいてな、辞めてもらったんだ。」
常連さん:
「えっ、ベテランだったんだろ?なんでまた辞めることになったんだ?」
オヤジ:
「そうなんだよ。飲食の経験も豊富で、仕事もできる人だったんだけど、最近は店のビジョンとか価値観に共感できなくなってるようでな。」
常連さん:
「価値観ってのは、仕事する上で大事だもんな。」
オヤジ:
「そうそう。だから片づけしてるときに、思い切って聞いてみたんだよ。『ココで働くのがストレスになってるんじゃない?』って。そしたら、ニコッと笑ってくれてさ。ああ、やっぱり答えは出てるんだなって思ったんだよ。」
常連さん:
「その笑みで分かったんだな?」
オヤジ:
「うん、彼女にとってはもうここは楽しい場所じゃなくなってたんだなって確信した。だから、俺も『無理して来なくていいよ。俺もそれはしんどいし』って言ったんだよ。」
常連さん:
「無理して働くのは、誰にとっても良くないもんな。」
オヤジ:
「そうなんだよ。仕事ってのは、無理して続けるもんじゃない。特に価値観が合わない場所で無理に働き続けるのは、本人にも周りにも良くないんだよな。」
常連さん:
「彼女、安心してたんじゃないか?その話を聞いたら。」
オヤジ:
「そう思うよ。微笑んだとき、少しホッとした顔をしてたんだ。だから、この別れは悲しいことじゃなくて、むしろお互いにとって前向きなものなんだ。」
常連さん:
「なるほどな。オヤジは新しい風を吹かせたいってことだな?」
オヤジ:
「その通りだよ。『新しい風が吹く』って言葉には特別な意味がある。同じ場所で長く働いてると、どうしてもマンネリが生まれるだろ?だからこそ、変化を恐れずに新しい風を迎え入れることが大事なんだ。今回のスタッフとの別れも、新しいエネルギーを取り込むチャンスだと感じてるんだよ。」
常連さん:
「でも、まだ新しいスタッフは来てないんだろ?」
オヤジ:
「そうなんだよ、まだ新しい仲間はいない。でもな、俺は走りながら考えるタイプだから、『薩摩炭火やきとり 居酒屋つかさ』をもっと良い場所にするために、今できることを進めていくしかないんだ。」
常連さん:
「そうだよな。オヤジにとって、働くってどういうことなんだ?」
オヤジ:
「俺にとって、働く喜びは利益だけじゃないんだ。お客様やスタッフ、そして俺自身が心から充実感を感じられる場所を作ることなんだよ。毎日、焼き鳥を焼きながら、失敗して、反省して、また考えて動く。これを繰り返していく中で、少しずつ成長を感じる。それが俺の『働く喜び』だよ。」
常連さん:
「深いなぁ…。だからこそ、毎日焼き鳥を焼き続けるわけだな。」
オヤジ:
「その通りだよ。小さな変化を大切にしながら、新しい風が吹く日を待ってるんだ。そして今日も、店を守り、前を向いて進んでいく。まだ新しい仲間はいないけど、新しい風が吹き込む日が必ず来ると信じてるよ。」
常連さん:
「オヤジ、その日が来たら、『薩摩炭火やきとり 居酒屋つかさ』はさらに活気に満ちるだろうな!」
オヤジ:
「ああ、間違いないよ。だから、今日も今日とて、焼き鳥を焼いてるってわけさ。いつもありがとな。」