自分の店の「売れる商品」ってなんだろう。

「売りたい商品」ってなんだろう。

「社会的意義のある商品」ってなんだろう。

ある工務店が展開している「空き家見まもりサービス」は、

社会的な課題である空き家問題に対応しつつ、

将来的なビジネスにつながる仕組みを持っている。

月1万円で、空き家を定期点検し、水道郵便の管理、防犯確認という一見シンプルなサービスを行っているんだが、、、

将来的にリフォームや新築、不動産仲介といった大きな収益を生む案件につなげているところが、スゴイと思った。

このサービスを見て、パッと福祉の弁当配達業務を思い出した。

福祉の弁当配達では、高齢者や障害のある人々に食事を届けるだけでなく、その過程で見守りの役割も担っている。

弁当を届けたときに「お元気ですか?」と一言かけたり、体調や家の様子をさりげなく確認したりするそうだ。

高齢者の一人暮らしは、孤独感や社会とのつながりの希薄さが問題となることが多い。

だから、弁当配達業務の中での小さな交流は、単純に「食事を届ける」という役割以上の意味を持ち、心のケアや見守りの機能をもっているのだ。

「空き家見守りサービス」にしても「福祉の弁当配達」にしても、一見すると「サービスの提供」に見えるが、

その背景には地域や社会の課題を解決しつつ、利用者と信頼関係を築くという重要な役割が隠されている。

同じような発想が、自分の焼き鳥屋にも応用できるのではないかと考えてみた。

「売れる商品」「売りたい商品」「社会的意義のある商品」

という3つの視点で、店の未来を描けないだろうか。

焼き鳥という小さな串が持てる可能性を、考えてみたいと思う。

「売れる商品」とは、お客さんが気軽に手を伸ばせる商品だ。

私の店の場合で言うと、やはり焼き鳥だろう。

1本100円台から手軽に楽しめる焼き鳥は、

仕事帰りの一杯や家族での夕食、友人たちと語らいを楽しむ場で、

日常のささやかな幸せを提供する「入口」として必須存在だ。

しかし、「売れる商品」だけでは店の経営は成り立たない。

ココで必要になってくるのが「売りたい商品」だ。

焼き鳥屋でいえば、「団体様の飲み会」。

宴会は、一度の利用で多くの収益を生み出すだけでなく、店の雰囲気や料理を口コミとして広げる絶好の機会でもある。

宴会で店の魅力を知ってもらえれば、リピーターとして戻ってきてくれる可能性も高まる。

「売りたい商品」は、店の成長を支える柱であり、工務店で言うところのリフォームや新築にあたる部分だ。

ここで気づいたのは、「売れる商品」と「売りたい商品」をどうつなげるかがカギだということ。

そして、このつなぎ役として重要なのが、「社会的意義のある商品」だ。

「社会的意義のある商品」とは、地域や社会全体のニーズに応える商品だ。

直接的な利益を生むわけではなくても、店のブランド力や信頼感を高める重要な役割を果たす。

「社会的意義」という視点で考えると、焼き鳥には人と人をつなぐ力があることに考えられる。

焼き鳥を食卓に並べて家族が笑顔になる瞬間、職場の同僚と串を分け合う時間、子どもたちの「美味しい!」と目が輝けるひととき。

焼き鳥は、ただお腹を満たすだけではない。

絆がある、心を温める力があるのだ。

これをもっと地域社会に広げていくためには、どうしたらいいだろう。

んーーー、クソ難しい、、脳みそが痛くなってきた、、

とはいえ、すぐに答えがでないからこそ、重要な問いなのかなと思う。

空き家見守りサービスや福祉の弁当配達業務が示しているのは、

日常的なサービス利用者と展望を見据え、

その先に大きなビジネスや社会的意義を繋ぐ仕組みだ。

「売れる商品」と「売りたい商品」を結ぶために「社会的意義のある商品」を活用することで、地域に寄り添った店として成長できる可能性がある。

焼き鳥屋としての未来を考えるとき、ただ焼き鳥を焼いて売るだけでは終わらない。

地域の人たちと絆を育み、人々の生活を支える存在となること。

それが「社会的意義のある焼き鳥屋」の姿だ。

そんな店を目指して、今日も今日とて、焼き鳥です。

いつもありがとうございます。