飲食店を運営するうえで、「嫁を探すべきなのか、従業員を探すべきなのか」という問いに直面することがある。
一般的には「どっちでも良さそうな」と思うかもしれないが、コレは決して簡単な問題ではない。
なぜなら、どちらを選ぶかによって店の運営スタイルが大きく変わるからだ。
夫婦で店を経営するという形は、長年続く飲食店のスタイルの一つだ。
夫婦であれば信頼関係は築きやすく、意思疎通もスムーズにいく。
とはいえ、メリットばかりではない。
夫婦で一日中いっしょにいることで、お互いにストレスがたまることもあるし、プライベートと仕事の境界があいまいになり、関係が悪化する可能性もある。
現に夫婦で店を経営しているところを見ても、仲睦まじくやってるところもあれば、厨房の中でドン引きするような夫婦喧嘩が勃発しているところもある。
一方、従業員を雇うという選択肢もある。
しかし、従業員の人間性や働き方によっては、店の雰囲気やサービスの質が左右されてしまう問題がある。
特に、時給のことばかり考えているような人を雇ってしまうと、お客さんの気持ちが二の次になってしまい、結果として店の評判が落ちることにつながる。
実際に、以前雇ったアルバイトの中には、時給のことしか考えず、まるでイヤガラセのように賄いを食べていた男がいた。
コレは誇張でもなんでもなく、ごはんはだいたい3合くらいは食べていた。
肉の中では鶏肉が一番好きなんです~、と調子の良いことばかり言っていたが、仕事はできなかった。
まったく、できなかった。小学生でもできそうなことも、できなかった。
仕事が遅いだけなら、まだなんとかなる様な気もするんだが、お客さんにキレるという場面もあった。
ココまでくると、お手上げだ。
時給はしっかり計算してくるが、お客さんの気持ちはまるで考えない。
この手の人材を雇ってしまうと、店の空気が悪くなるばかりか、売り上げにも響いてくる。
どちらの選択肢にもメリット・デメリットがあるため、単に「嫁を探す」あるいは「従業員を探す」と考えるのではなく、
根本的に「どんな店を目指すのか」という旗を立てることが重要になる。
たとえば、「焼き鳥を通じて指宿の笑顔を2倍増やすお店になる」と明確なビジョンを掲げたとする。
このような目的をはっきりさせることで、それに共感する人が集まりやすくなる。
また、どんな人を求めているのかも明確にする必要がある。
「お客さん目線になって何をしなければならないのかを考えて行動できる人」と定義すれば、
自然と意識の高い人が集まり、時給のことばかり考える人を雇ってしまうミスを防ぐことができる。
人材採用において、単に「募集」をかけても、思い描くような人には出会えない。
良い出会いを引き寄せるには、自分がどんな店を作りたいのかをはっきりさせ、それを外に向かって発信することが必要だ。
「旗を立てる」とはそういうことだ。
このような考え方は、嫁探しにも通じるものがある。
ただ単に「結婚したい」と考えるのではなく、
「自分はどんな人生を送りたいのか」
「どんなパートナーなら、それを実現できるのか」を言語化し、そのビジョンに共感してくれる人と出会うことが重要なのだ。
「良い人と出会いたい」と思うのであれば、
まずは自分自身がどんな人生を歩みたいのか、
どんな店を作りたいのかを明確にし、その想いを発信すること。
そうすることで、同じ方向を向く仲間やパートナーと出会える可能性が格段に高まる。
つまり、嫁を探すにせよ、従業員を探すにせよ、「目指すべき方向性」を明確にし、それに共感する人を見つけることが大切なのだ。
これこそが、理想のパートナーや従業員と出会うための第一歩である。
今日も今日とてやきとりです。
いつもありがとうございます。