昨夜、映画を観ようとユーネクストを開いた。
新作がズラリと並んでいたが、結局選んだのは「スタンドバイミー」。
「なんでまたそんな古い映画を?」と思うかもしれない。
今や、誰でもAIでコンテンツが作れる時代。
となると、どのコンテンツが面白いのか見極めるのが難しくなる。
それならば、すでに面白いと分かっているコンテンツを選んだほうが確実だ。
あらためて「スタンドバイミー」を観ると、コレコレと思った。
秘密基地のある大きな木、果てしなく続く線路を仲間たちと歩く旅、それぞれ個性が際立つキャラクターたち。
そして何より、少し色あせた映像と、ベン・E・キングの「Stand by Me」が流れるエンディングの余韻。
やっぱり、いい。
この感覚は映画だけではないな、と思った。
AIで自動で作曲する時代になり、日々新しい音楽が生まれている。
どんな曲に仕上げてほしいのか、を支持するだけでそれなりの音楽が簡単に作れるのだ。
だからこそ、「記憶に残る音楽」がより価値を持つようになったのかもしれない。
1960年代の曲は、メロディがシンプルで耳に残る。
歌詞もストレートで、心に刺さる。
そして、なにより思いがこもっている。
映画「スタンドバイミー」のように時代を超えて心に響くコンテンツは、「記憶の資産」と言ってもいいかもしれない。
「スタンドバイミー」を観て、なぜ今でも楽しめるのか。
その理由は、今も昔も変わらない「人の感情」にあるんじゃないかと思った。
映画「スタンドバイミー」は、少年時代のような純粋な友情は二度と得ることができない、ということがテーマになっている。
AIでつくられるコンテンツは、最新技術でそれなりに良いんだけど、どこか「無難」で記憶に残りにくいものが多い。
昔の映画や音楽を今でも良いと感じるのは、「普遍的な人間の感情」が込められているからだと思う。
「薩摩炭火やきとり 居酒屋つかさ」で流す70年代歌謡曲も、ただの懐メロではなく、店の雰囲気をつくる大事な要素となっている。
ぼくと同年代のお客さんには、若いころを思い出す懐かしさ、若い世代にとっては「昭和レトロ」という新しい魅力。
世代を超えて心地よさを感じられる音楽が、店の空間をより豊かにしている。
映画でも音楽でも文章でも、人の心に残るものには共通点がある。
それは「思い出と感情に結びつくこと」。
映画「スタンドバイミー」は、観た人の子ども時代の記憶とリンクする。
60年代、70年代歌謡曲は、若いころの思い出がよみがえってくる。
文章も、読者が自分の経験と重ねられる内容だと、心に響く。
AIが作るコンテンツは効率的でそれなりに良いんだけど、そこに人の経験や感情がこもってなければ、すぐに忘れ去られてしまう。
逆に、長く愛されるコンテンツは「自分の人生とリンクするもの」。
だからこそ、思い出や感情に結びつく映画や音楽は、時代を超えて価値を持つのだと思う。
ひさしぶりに、映画「スタンドバイミー」を観て、そんなことを思った。
今日も今日とてやきとりです。
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