(夕方、いつものようにチュルがカウンターにふらっと現れる)

チュル:「おつかれさまですにー、オヤジ」
オヤジ:「おう、チュルか。今日も来たなー。まぁ座っちくいやんにー」

チュル:「今日な、ちょっと聞いてほしかっちゃがよ。Amazonで、ちょっとよかノートば買うたとよ」

オヤジ:「おいおい、どげんな気まぐれかと思たら…意識高か系始めたちかいにー」
チュル:「そんなんじゃなかどー。ただ、誰かが“気づいたことメモすれば人生よくなる”っちゅうてたの思い出して、なんとなくポチったっちだけやっどにー」

オヤジ:「“なんとなく”がいっちゃん始まりにはよかっち言うっがにー」
「で?ノートはどうやったとか?」

チュル:「届いてみたらテンション上がったっがよ。紙の手触りもよかし、開いたら“うわ、なんか書きたくなるなー”っち思うてにー」

オヤジ:「そいはええの買うたなー。そういうもんは使う人間まで変えてくるもんじゃっどにー」

チュル:「ほんでな、最初のページに書いたっが。“最高の人生をおくるためのロードマップ”っち。
それと、“自分の言葉で、自分の道を照らしながら、人の心を温める”っち書いたにー」

オヤジ:「ほー、なかなか気合い入っちょるなー。ちったエラそげじゃっど、ええこっじゃにー」

チュル:「自分で書いておいて、ちょっと背筋伸びたもんにー。そこからは、毎日ちょこちょこ感じたこととか、思ったことば書きよっにー」

オヤジ:「そげん習慣がいっちゃんよか。書き出すことで見えてくることも多かもんじゃっどにー」

チュル:「ほんとにそれ!頭ん中がスーッと見えてくっがよ。“なんとなく”考えちょったことが、ちゃんとカタチになるち思たにー」

オヤジ:「わかるわかる。わしもメニューの裏に落書きするとき、スッキリするもんなー」

チュル:「でな、この前は“最悪なオレ”と“理想のオレ”ば書き出してみたとよ。
並べてみたら、“この差ばどうやって埋めるかいな?”って自然と考えたくなるっが」

オヤジ:「ええやん。なんかチュル、ひと皮むけた感あるなーにー」

チュル:「なんならマインドマップまで描いて、“オレ、案外いろいろ考えてるな”っちビックリしたとよ」

オヤジ:「書くっち、そげん力があるとじゃっどなー。自分と向き合う時間っち、大事にー」

チュル:「誰に見せるわけでもなかから、ウソつかんでいいし、カッコつけんでいい。
それがまた心地よかとよ」

オヤジ:「そうそう、そいが“ほんとの自分”ちゅうやっどにー」

チュル:「ちょっとよかノートを使うっちだけで、“ちゃんと向き合おう”ち思えるとが不思議じゃっどにー」

オヤジ:「わしも炭ば変えたとき、焼き方まで変わった気ぃしたもんなー。道具で気持ちが変わるっちあるあるじゃっどにー」

チュル:「そいといっしょ、ほんとに。
ノートに書き出すうちに、行動もちょこっとずつ変わってきた気ぃするもんなーにー」

オヤジ:「自分をちょっとずつ整えていく、そいがいっちゃんええ生き方じゃっどにー」

チュル:「あとよ、よく“人間は能力の3%しか使ってない”っち言うやん?
あれ、オレ思うっが。“使ってない”じゃなくて、“見えてない”だけなんじゃなかかー?ってにー」

オヤジ:「うわっ、それ名言じゃっど。のれんに書いとこうかいにー(笑)」

チュル:「別にノート買えって言いたいわけじゃなかどん、“自分のためだけに書く時間”って、案外よかもんやったなーって思たとよ」

オヤジ:「そいはホントそうじゃなー。自分の声、ちゃんと聞いてやらんといかんにー」

チュル:「このノート、ボロボロになるまで使って、何年後かに読み返して“うわ、サブっ!”ち思うかもしれんけど、
でも“オレ、がんばっちょったなー”っち思えるんじゃなかろかって」

オヤジ:「そのとき笑えるくらいが、ちょうどよかにー」

チュル:「じゃっど、今日も一行書いて寝っが。“今日の気づき”とか“今日の焼き鳥”とか(笑)」

オヤジ:「最後は決まり文句じゃっどにー。“今日も今日とて、やきとりです”やな」

(ふたり、笑いながら焼酎でカンパイ。今日も、ええ夜になったにー)

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