鹿児島県指宿市で、今日も今日とて鬼退治。

はじめに:プレゼン思考で気づいた「桃太郎のすごさ」

最近読んだ『プレゼン思考』という本に、 「課題解決」を童話『桃太郎』で説明する例が出てきた。 これが驚くほどわかりやすかった。

鬼退治=課題解決。

きび団子=株、トークン。未来への約束。

仲間たち=共感して動く人々。

「なるほど、そういうことか。」と腑に落ちた瞬間だった。

そこからふと考えた。 ──この桃太郎の世界を、自分の焼き鳥屋に当てはめてみたらどうなるだろう?

そんな発想から生まれたのが、今日の話だ。

桃太郎は、ただの昔話じゃなかった

桃太郎といえば、誰もが知っているあの物語だ。

むかーしむかし、あるところにおじいさんとおばあさんが住んでいました。おじいさんは山へ芝刈りに、おばあさんは川に洗濯に、みたいなことから始まる、アレだ。

桃から生まれた桃太郎が、鬼ヶ島へ渡り、鬼を退治して、宝物を持ち帰る。

その旅路には、犬・猿・キジという仲間たちが加わり、 旅のはじまりには、きび団子という小さなごほうびが渡される。

でもこれ、ビジネスに置き換えると、すごく深い話だと思った。

鬼退治とは、つまり「課題解決」だ。

鬼は、日常に潜むさまざまな問題や悩み、不安の象徴。

それを乗り越えるために、桃太郎は旅に出る。

その旅に必要なのは、志を同じくする仲間たちだ。

犬も、猿も、キジも、別に強制されたわけではない。

「鬼退治のあとに、きっと素晴らしい未来が待っている」

そんなワクワクするビジョンを共有できたからこそ、 自然と仲間になったのだ。

そして、きび団子。

これは単なる食べ物じゃない。

「信じてくれてありがとう」

「一緒に明るい未来を目指そう」

そんな想いがこもった、信用の象徴だ。

いわば、未来に対する小さな株券とかトークンのようなものだと、ぼくは思う。

焼き鳥屋にとっての「鬼」「仲間」「きび団子」「宝」とは?

さて、ここで考えてみる。

ぼくの焼き鳥屋にとって、 鬼とは何か。

仲間とは誰か。

きび団子とは何か。

宝とは何か。

焼き鳥屋にやってくるお客さんたちは、 きっとそれぞれ、日常に小さな鬼を抱えている。

仕事のストレス、家庭のもやもや、未来への不安。

そんな鬼たちを、ほんのひととき忘れさせるために、炭を熾し 、串を焼き、カウンターで笑顔を交わす。

この店に来ることは、お客さんにとっての小さな鬼退治だ。

そして、焼き鳥一本一本が、ぼくにとってのきび団子だ。

「今日もがんばったね」

「ここに来たら、ほっとするね」

「また明日から、やっていけるね」

そんな想いを、串に込めて手渡す。

焼き鳥一本に込めた、ぼくのきび団子

この店に集うお客さんたちは、 ぼくにとっての仲間だ。

それぞれが、別々の場所で鬼と戦いながら、 夜のひととき、同じ空間で笑い合う。

そして、宝は何か。

それはきっと、 カウンター越しに見える、小さな笑顔だ。

「また来るよ」

「美味しかった」

「楽しかった」

「元気が出た」

そんなひと言が、何よりも尊い宝物だと思う。

おわりに:今日も今日とて、鬼退治

ビジネスとは、鬼退治の連続だ。

そして、鬼退治は、ひとりではできない。

志を同じくする仲間がいて、 信じあえるきび団子があって、

それでも毎日、小さな鬼たちがやってくる。

だからこそ、ぼくらはまた炭を熾し、串を打ち、店に明かりを灯す。

今日も今日とて、鬼退治だ。

焼き鳥という小さなきび団子を手にして、 誰かがまた、ふっと笑って、明日に向かえたら最高だな。

そんなことを思いつつ、今日も今日とて、やきとりです。


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小さな鬼をやっつけたあとに、
焼き鳥と笑顔で、また、明日へ。。

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