初めて行く、裏路地にポツンとある個人経営の居酒屋。
中がまったく見えない、重くて少し油で汚れた木の扉。
取っ手に手をかけた瞬間、いろんな不安がよぎる。
「中が常連ばかりで、完全なアウェーだったらどうしよう」
「大将がめちゃくちゃ愛想のない、クソ頑固なオヤジだったら嫌だな」
「メニューに値段が書いてなくて、ぼったくられたらどうしよう」
あの扉を開ける時の、得体の知れない心理的な重さ。ブレーキ。
証券口座を新規で作るという行為も、あの居酒屋の扉を開けるのと完全に同じベクトルの「心理的な重さ」だと思っている。
「証券口座? なんだかおカタイから、まずはあちこち引き出し漁って印鑑を探して。あと免許証のコピーをわざわざコンビニまで取りに行って。分厚い書類のあちこちにハンコ押して、ポストに郵送して……」
そんな昭和の手続きを想像しただけで、もう「よし、明日でいいや。いや、来年でいいや」となる。痛いほどわかる。
自分も、レシートや領収書の整理すら、ギリギリまで後回しにするタイプの人間だからだ。
だが、驚くべきことに今は、そんな面倒くさいことは全部スマホの中で完結するのだ。
DMM証券の場合、「スマホでスピード本人確認」という仕組みを使えば、手元の免許証をスマホのカメラでパシャパシャと指示通りに撮るだけ。
もちろんハンコもいらないし、ボールペンでちまちま住所を書く必要もない。
後日、簡易書留みたいな面倒な郵便物が家に届いて、判子を押して受け取るのを待つ必要すら基本的にはない。
あの重くて不安だった居酒屋の木の扉は、実は触れるだけでスーッと開く、最新式の自動ドアより軽かったわけだ。
しかも「DMM」という、誰もがテレビのCMやら何やらで知っているデカい看板が出ているから、得体のしれない裏路地の店のような怪しさや、ぼったくりの不安もない。
入りづらかった扉をえいやっと開けてみたら、意外と中が明るくて、大将も優しくて、居心地の良い空間だった。投資の世界の入り口って、きっとそういうものなのだ。
とりあえず座る(口座を作る)だけなら、お通し代も席料も完全にタダ。
休みの日のソファの上でゴロゴロしながら、ほんの数分でできるから。
このウルトラ簡単で軽い扉を、今日、ちょっとだけ勇気を出して開けてみてはどうだろうか。
うちの店の扉は、いつでも開けっ放しでお待ちしてます。
今日も今日とて、やきとりです。